--
--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2016
08.19

所有の印2

Category: 所有の印
おはようございます
つづきをお届けします。


【本物夫婦】
【原作沿い?】
【オリキャラ注意】
-----------

宴が始まり、
皇女様が近づいてきて陛下の隣に座った。
さっきも思ったけれど綺麗な人。
ねっとりと陛下にしな垂れかかり、
たまにちらちら私の方を見て、
挑戦的に笑う。


----これってもしかして。
皇女様は後宮入りを狙っているの?
李順さんはいつも通り仲睦まじくしてくださいと言っていた...。

...ということは、これはきっとお仕事ね。
縁談除けの。
それなら気合入れて阻止しないと。
....あれ?
よく考えたら、もう臨時じゃない。
縁談除けの演技って今でも本当に必要なのかしら?


今までは仕事だった。
縁談除けの囮という役割の。
だから何も考えず言われたとおりに動けばよかった。

だけど今は違う。
外交が絡んでいるのに、そんなことしていいの?
妃としてはおもてなしすべきなのではないの。
李順さんにはいつも通りとしか指示されていない。
いつも通りって具体的にどんなこと?
私は今、どう対応したらいいの?


思考がぐるぐる回り、停止した。
陛下が怪訝そうな顔をしてこちらを見てる。
行かなくちやと思うのに足が動かない。

すると・・・
太子様がにこやかな顔で近づいてきた。


「顔色が随分とお悪いですよ?大丈夫ですか?」
「え?はい。大丈夫です。」

...そんなに顔に出ていたんだろうか。
それは少し不味いわね。
にっこりとお妃スマイルを向けた。
太子様は顔を赤らめて俯いた。
すぐに笑みを浮かべて優雅に手をとった。


「やはり貴女は笑顔が素敵だ。」
「...それは...恐れ入ります。」


なんだろう?
やたらキラキラした笑顔で話しかけてくる。
…王族ってそういう教育でも受けているんだろうか。
この人も無駄に甘い。


「私は紅焔と申します。お見知りおきを。」


そう言って手をとり甲に口付けた。

------なっ?
余りの出来事に目を白黒させていると、
畳みかけるように妖艶な笑顔を向けてくる。


「ああやはり、手が冷たい。
それに顔色が随分と悪い。
どこかで休まれた方がよいのでは?」

と言って手を握り、頬に寄せた。


ゾワッ。
・・・・。なんなの?
まさかとは思うけれど、
私は自分の夫のすぐ近くで、
初対面の他国の太子に口説かれているのかしら?
まさか『狼陛下』の前でそんなことしないわよね?
社交辞令よね?
私が慣れていないだけで。

それにしても、この強引な手。
どうしたらいいのかしら。
下町だったら、とっくに張り飛ばしているのに。
まさか他国の太子様を張り飛ばすわけにもいかないわよねえ。
即、外交問題に発展だわ。

下町…そうか。
酔っぱらいだと思えばいいんだ。
そう思えば、簡単ね。

にこっと微笑みかける。
相手が怯んだ隙に手首を返してするっと手を解いた。

「お気遣いありがとうございます。
おかげ様でもう大丈夫ですわ。」

笑顔を向けながら、すすすと素早く離れる。
そのときだった。

ぐいっ

横から手が伸びてきて、引き寄せられた。
陛下だ。


「紅焔殿といったか。
彼女は私の唯一の妃といったはずだ。
妹御を私の側に侍らせておき、
私の唯一を口説くとは何のつもりだ。
よほどの覚悟があってのことだろうな?」


冷たい低い声。
冷酷な笑みを浮かべ、太子様を睨みつけた。今にも斬り殺しそうだ。
場が一瞬にして凍る。
大使団が蒼褪め、震えている。
まずい....。相当機嫌が悪い。止めないと。


「へ...陛下。
太子様は私の顔色が悪いと気遣ってくださったのです。
口説くだなんて....そんな。
ただの社交辞令ですわ。
私の心は陛下にありますのに。」


太子様が引っ叩かれたような顔してる。
何だろう?まいいや。放っておこう。
陛下の方が大事だ。
陛下、お願いだから機嫌を直して~~。
外交問題~~~っ。


陛下はじっと私を見つめた。
目には獰猛な光を宿している。

「なるほど。心は私にあると。」
「?はい。」
「ふ。ならば...もっと私の近くに。」

そう言ってぐいっと引き寄せ
皆の前で口付けた。

ちょっ...陛下!
公衆の面前で何を!
こちらの混乱などお構いなしに
舌が差し込まれ口内を蹂躙される。
何だかいつもよりしつこい。

「ん~~~~~っ」

白陽国の面々はいつものことと生暖かい目を向け、
李順さんはこめかみを押さえている。
隣国の大使団は今度は唖然とした顔をしていた。
太子は目を丸くし、
皇女は唇をかみしめている。


い...居たたまれない。
何故こんな目に。

あまりの出来事に衝撃を受け
意識が遠くなったところを抱き上げられた。

「ああ。本当だ、顔色が随分と悪いな。
手も冷えている。」

だっ誰のせいよ~~~っ。
心の中で叫んだ。


「妃は気分が優れぬらしい。
中座する。」


そう言ってさっさと連れ出されてしまった


つづく
----------------------

当時の陛下の心情です。

好みでない女が隣にいる...ぶちっ
夕鈴が自分の隣に来ない...ぶちぶちっ
他の男が夕鈴に近寄ってきた...ぶちぶちぶちっ
あろう事か手の甲にキス...どっかーん
夕鈴太子を庇う......お仕置き発動

こんな感じでした。
改めて読み返すと色々雑。>_<。
これを書いたとき、主催者側が宴を途中で
抜け出すのどうよと突っ込みながら書いて
ました。

だけど、原作の炎波国編でも、宴を
抜け出してたのでありなんだ∑(゚Д゚)
と思ったのを覚えてます。



ここまでお付き合いいただき、
ありがとうございました。
次はパス付きです。


関連記事
スポンサーサイト
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。