--
--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2016
09.06

所有の印9〜宴の前

Category: 所有の印
こんばんは

新刊ゲット〜\(^o^)/
と、ひっそりと主張。
相変わらず原作のご夫婦は可愛いです。

続きをお届けします。
話は進みませんが、よければ…

【本物夫婦】
【オリキャラ注意】

~白陽国:国王自室~

「李順さん、先日はすみませんでした。ご心配おかけしました。」
「いえ。今日はお元気そうですね。
宴もいつも通りに仲睦まじくお願いしますね」


宴の前に、李順さんに指示された。
前回同様、あまりに曖昧な指示だったので確認してみた。

「いつも通りって...具体的にどのように仲良くすればいいのでしょうか?」

李順さんはじっと私を見つめ、ふっと笑った。

「私の指示が悪かったようですね。
『いつも』というのは、
普段のように周囲に砂を吐かせるくらい
イチャイチャして欲しいという意味でした。」

......。
はい?
周りに砂を吐かせる?
え?何?どういうこと?


「ちょ...ちょっと待ってください。あの、李順さん?
私達ってそんなに周りに砂吐かせているのでしょうか?」

「おや?全く気づいていなかったのですか?
紅珠様の本の影響もありますが、白陽国屈指のバカップルとして有名なのですよ。貴方達は。
おかげで国内では陛下への縁談の数は激減しましたね。」

「....はああ?(ば...バカップルぅ!?)」

「その調子で今回もよろしくお願いしますね。
他国の皇女が縁談話なんぞ持ち込まないように。
ああ...さすがに前回の口づけはやり過ぎですがね。」

あっあれはっ...私のせいじゃないっ。
羞恥のあまりに震えていると、
伸びてきた腕に引き寄せられた。


「なるほど。
余計な縁談話が発生しないように仲睦まじく、か。
それは名案だな。」

「...陛下?」


振り向くと、陛下が腕の中に私を囲い、
妖艶な笑みを浮かべている。
....。嫌な予感がする。この微笑みは危険だ。


「太子が、また君に色目を使わないよう
牽制しないとな。」

「陛下?...あの?」


は?色目?牽制って?
陛下はにっこり笑って、恐ろしい発言をした。


「うん。宴での夕鈴の定位置は僕の膝の上ね。
食事は夕鈴が食べさせてね。口移しもいいな」

「-----っ!!!!駄目っ!!絶対駄目っっ」

「え~?だってこれもお仕事だよ?」

「違います。それは絶対に違います。
口移しだけは絶対にいや~~」

「え~~?だめ?(きゅるん)。」
「うっ...小犬のふりしてもだめです。」
「じゃ、膝の上は?ほら、いつも通りだよ」
「う.....座るだけなら...」
「うんっっ、座るだけねっっ。」


小犬陛下にぎゅーっと抱き付かれ、
顔中に口付けされた。
幻の尻尾をブンブンふっているのが見える。

危険だ。
この小犬が尻尾をブンブン振っている時はろくなことがない。
....なんだかこの宴、とっても危険な香りがする。


その様子を見ていた李順さんは深い深い溜息をつき
ぼそっと呟いた。


「まったく....
いつも通りで十分なのですよ、貴方達は...」


陛下の口付けの音にかき消されて
よく聞こえなかった。

* * *

李順さんからは「いつも通り」イチャイチャして欲しいと
指示があった。
縁談話など湧いてこないようにと。

それはもちろんだけれど、気になるのは
その後に発せられた言葉だ。
何?白陽国一のバカップルって。
私達っていつもそんなにイチャイチャしているの?
じゃあ何、下町ではこんなこと言われてたりするの?

 明玉:
  ちょっと、聞いた~?狼陛下とお妃様って
  白陽国一のバカップルなんですって?
 
 几鍔:
  ああ?今度はバカップルかよ。
  妖怪だったりバカップルだったり
  大丈夫なのか?この国は

 青慎:
  .....。え、えーと...。
  夫婦円満なのはいいことなんじゃないかな、
  多分。
  (姉さんと李翔さんみたいなんだね。きっと。)


ああああ。信じられない。
困った。本当に困った。

そんなこと考えてたせいだろう。
陛下の元に行くのをまたもや躊躇ってしまった。
そしてそれを...私は後悔することになる。


つづく
-----------------

ありがとうございました。
関連記事
スポンサーサイト
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。