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2016
10.21

所有の印17

Category: 所有の印
こんにちは

久々の更新です。
ちょっと、萌えが消失してたのと
仕事が忙しかったのもあり、
潜ってました。

今日はお休み取ってました。
久々にゆっくり…と思いきや
鳥取の方で地震があったようですね。
皆様のご無事をお祈りしてます。>_<


頑張ったご褒美に自分用パソコンを購入。
もちろん型落ちの安いもの。
そのせいでしょうか。文字の変換速度が遅い…。
そして家族からは大ブーイングです。(^^;;
最近、ずっとスマホで書いてたので
これで少しは更新早くなると…いいなあ。


さて。続きをお届けします。
少しだけ李夕(のつもり)です。
嫁姑の会話です。
なんと不肖の息子(陛下)は、
出てきません。笑

※原作読んで気づいたのですが
夕鈴、こんなに湿っぽいというか
陛下に執着してる感じじゃないですね。
もっとサラッとした感じです。
だから、こういう夕鈴が苦手な方は
無理なさらないでください。

原作とイメージが異なっても構わない方
よろしければ…。
【本物夫婦設定】
【設定捏造】

二人で歩いていると前から
李順さんがやってきた。

「陛下。此方にいらしたのですね。
そろそろお戻りを。」
「-----今、戻るところだ。」


李順さんは私を一瞥し、姿を見て目を細めた。
眼鏡が光る。
え?何処かおかしいのかしら?


「陛下。少しの間だけ、
お妃様を私に預けて頂けませんか?」
「…お前まで…。断ると言ったら?」


陛下の声が低くなった。
ジロリと李順さんを睨む。
李順さんは軽く溜息をついて
苦笑した。

「身だしなみを整えるだけですよ。
お妃様がその格好のまま宴に戻ったら、
陛下が笑われます。
大丈夫です。浩大もいます。
責任を持って陛下の元にお連れしますから。」


陛下はため息をついた。

「…分かった。では任せる。必ず私の元に」
「御意」


李順さんは陛下を見送り
私を部屋に連れて行った。
髪を整えながら、小言が始まる。


「まったく…。貴女って人は。
何、勝手に連れ去られてるんですかね。」
「すっ、すみません…」

「まあ…結果的には良かったんですがね。
お陰で交渉はこちら側に有利になりましたし
陛下の縁談避けにもなりましたから。
今、他の妃を迎えられる程、財政にゆとりは
ありませんから。」


……
では、財政にゆとりが出来れば、
他のお妃様を迎えるのだろうか。
例えばあの皇女様のような。

今回は運がよかった。
だけど次がそうとは限らないだろう。

以前なら…
諦めることができた。
それは私は臨時(バイト)で
そういう契約だったからだ。
さすがに身の程は知っている。

だけど今は...
あの人の温もりを知ってしまった今は。

---誰にも渡したくない。いや渡せない。
たとえどんなに浅ましく見えたとしても。



「お妃様、少し顔を上げてください」
「...すみません。」
「次は化粧を直します。こちらを向いてください。」
「あ、はい。」


李順さんは顎に手をかけて上を向かせ、
素早く化粧を直した。
いつもながら鮮やかな腕前だ。


「夕鈴殿...」
「はい?」

珍しい。呼び名が『夕鈴殿』だ。

「陛下は、他の妃を迎えませんよ」
「.....え?」


目を見開いた。
李順さんは静かな声で続ける。


「陛下が仰せになったからです。
この先、貴女以外の妻を持つことはないと。」


........。
そうだったら本当に嬉しい。
だけど現実的に
そんなことができるのだろうか。



「…現実的に難しいことは重々承知です。
ですが、あの方がそのように望まれるのなら、
それを叶えるのが私の仕事です。
どんなに困難であろうともね。」
「……」
「それほどまでの強い決意です。
貴女はその気持ちに応える覚悟がありますか?」


…陛下の側にいたい。
だけど、庶民の私に正妃が務まるのだろうか。

「私は....」


答えあぐねていると
李順さんはふっと笑った。

「もっとも…私は貴女だと好都合ですがね。」
「????!?」


----天変地異の前触れだろうか。
まじまじと李順さんを見つめた。


「貴女なら、無駄遣いしませんし、陛下が仕事しますから。」


…?
何の罠だろう。
この後、どう落とされるんだろう。


「まあ、気品の気の字もありませんが」


ああ、やっぱり。
ガクッと肩を落としたが
同時に少しばかりホッとする。
李順さんが褒めるなんて
なんの罠かと思った。

「ほら動かない。
だけど....貴女といるときだけは陛下は素に戻る。
昔の『黎翔様』に戻ります。これは他の人にはできない」


そう言って李順さんは遠い目をした。
初めてだ。
李順さんがこんなこと言うのは。


私は必要とされている?
ここに居てもいい?

そう思った途端
力が....湧いてきた。
誰にも負けないという思い。

それは
あの人と共に歩いていくために必要な力。


そうよ。
後宮に戻った時決めたじゃないの。
何があっても陛下の側にいると。
絶対陛下を幸せにすると。
そしてこの選択を後悔しないと。


顔を上げて前を向き、李順さんを見つめた。
自然と笑顔になる。


「覚悟はあります。もう迷いません。」

「やっと目に力が戻りましたね。」


李順さんがふっと笑った。
なんだか目が優しい。


「はい。化粧もこんなものでしょう。
大丈夫ですよ。
この私と蘭瑶様が教育しているんですから。
更にビシビシ教育しますからね。覚悟してください。」

「はいっ。頑張ります!」

「いい返事です。では、参りましょうか」

「はいっ」



もう迷わない。
絶対に負けない。



宴に戻るべく
一歩踏み出した。





ところが…
宴に戻ると
部屋の空気が非常に重く寒い。

中々戻らない妃に業を煮やした陛下が
周りの空気を凍らせていた。


つづく
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ありがとうございました。
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