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2016
10.12

所有の印16

Category: 所有の印
こんばんは。

日曜日にスパーク行ってきました。
狼陛下関連ではお目当ての本を
無事買うことができました。
雑貨のブースでは狼と兎のトンボ玉を見つけ、
狼と兎? o(≧▽≦)o と即買いしました。

つくづく二次脳です。

その後は白友さん達と終電まで
楽しい時間を過ごしました。


さて、続きです。
よければ…


【本物夫婦】
【オリキャラ注意】

さっきから陛下が離してくれない。


「へ、...陛下?
...も、もう..それくらいに...んっ」


口を塞がれる。

「...だめ...まだ足りない」
「...で、でも....んんっ」

何か言おうとすると口を塞がれ、
ねっとりと舌を絡められる。
頭と腰を固定されて逃げられない。
それになんだか執拗だ。


も...だめ...力が...抜ける


脱力して陛下に体を預けると
胸元に目をやった陛下の目が細くなった。


「...何された?」


耳元で低い声。ぞくりとした。


「…え?」
「胸元が乱れてる。」
「...首、触られただけです」
「....じゃあ、ここも消毒」


陛下は襟に沿って唇を這わせ
合わせの少し上の部分で止めた。

ちゅううう....

強く吸われ、更に歯で噛まれた。


「...ぃたっ!」


ひ...ひどい。涙目で見つめると...


「お仕置きだ。」
「-----!」


陛下は意地悪な目でにっと笑った。
~~~~~~っ。
思わず睨み返した。



「あ~~、へーか。
もう、そろそろいいですか。」


気まずそうな浩大の声。


「きゃっ」

慌てて離れた。
こ、浩大。見てたのね。は...恥ずかしい。
陛下が不満そうな顔をする。


「....なんだ?」

不機嫌な声。


「太子、目を覚ましてますけど」
「.....」


太子の方を向くと、虚ろな目をしてこちらを見ていた。
重い空気が流れる。


「....見せつけているのですか?」


抑揚のない声で太子が問いかけた。


「そうだ。」


当然とでも言うように陛下が低い声で返した。


「私の唯一を奪おうとしただけでなく、
肌にまで触れるとは。
命があるだけましだと思うんだな。」

「そこまでの執着。
ならば何故正妃にしない。」


太子は陛下の怒りの眼光をまともに受け
震えていたが、ぽつりと呟いた。
陛下の眼が細くなる。


「....未だ頃合いではないからだ。」

「頃合いとは何ですか。
望めば手に入るでしょうに。王ならば。」


一段と剣呑な空気が漂い始めた。
こ、これはさすがに止めた方がいいのかしら?
そう思った瞬間



「お兄様。もうおやめくださいませ。」



女性の声がした。皇女様だ。
え?何故こんなところに。


「執着しているのはお兄様の方です。
いい加減になさいませ。
誰がどう見ても、お妃様の心はお兄様には
向いてませんわ。」

「っ……」


うわ。随分はっきりと言う。
核心を突かれ、太子の顔が苦しそうに歪んだ。


「本当はお気づきでしょう?
これ以上の愚行は誰も幸せになりません。
目をお覚ましくださいませ。」


そう言って太子を抱きしめた。
その様子を冷たい目で見つめていた陛下が
口を開いた。


「.....命拾いしたな。
皇女殿に感謝するんだな。
 彼女が私の元に知らせに来た。」


え?皇女様が?なぜ?
太子も驚いたように皇女様を見つめた。


「麗蘭?何故?」

「まだ分からないのですか?
王の唯一の花に目の前で手を出し
挙げ句の果てに攫おうとするなど。
戦でも仕掛ける気ですか。」

太子がはっとした顔をした。

「お忘れですか?
私達は友好のために来たのであって
戦を仕掛ける気などありません。
それにこの行動は今後の外交に影響します。
大使達が困っております。
もうおやめください。」


そう言って真っ直ぐ太子の目を見据えた。
太子の眼光が穏やかなものに変わっていく。
穏やかな目を見て思った。
きっと本来は聡明な方なのだろう。


「麗蘭。すまない。心配かけた。」


その様子を冷ややかに見ていた陛下は
「後は二人でやってくれ。」
と私を抱えた。


「…陛下。待ってください」


そう言って、腕から抜け出そうとすると
陛下が嫌そうに眉を顰め、
抱きかかえていた腕に力を込めた。
う、動けない。


「何処へ行く。私から離れるな。」
「あの…皇女様に少しだけお話が…」
「…」
「すぐに戻りますから。」


懇願するように見つめると


ふう…


陛下は諦めたようにため息をつき、
腕を緩めた。微笑んで陛下から離れ、
皇女様に近づき拱手した。
皇女様は驚いたように目を見開いた。


「皇女様。助かりました。なんとお礼を申していいのか。」
「いいえ。当然の事をしたまでですわ。」
「でも…。どうして…?」


皇女様って確か後宮入りを狙ってたはず…。
私がいなければいくらでも陛下の元に
侍れるだろうに。
不思議そうな顔をしていると、皇女様は苦笑した。


「お妃様」

「はい」

「もしも…自由に選べるとしたら…
お妃様は自分に全く興味を示さない殿方の元に
嫁げますか?」

「いいえ。」


首を振った。当然だ。
そんな相手に嫁いで何が楽しいのだろう。
どうせなら望まれて嫁ぎたい。
選べるのならば、だ。
表情が分かりやすかったのだろう
皇女様はくすりと笑った。


「そういうことですわ。
そこまで誇りを捨てられません。
あの宴の日。
陛下はお妃様しか見ていませんでした。
私がどんなに話かけても上の空。
こちらを見ようともしませんでした。
私。こう見えても結構もてますのよ?」

「ええ…そうだと思います。」


頷いた。
それはそうだろう。見ればわかる。


「ふふ。こんな屈辱初めてでしたわ。
…やっと声をかけてくださったと思ったら
兄の名を尋ねただけ。
それも、貴女が兄に口説かれていたときに。
それで悟りました。後宮入りしても無駄だと。
父も、御子が望めないのを分かってて
私を後宮入りさせるほど、愚かではありません。
外交手段は他にもありますし。」


そう言って微笑んだ。
…か…格好いい…。
そうか。この人は生れながらのお姫様なんだ。
気高くて賢くて。


「でも兄は違いました。
宴の後からお会いできないことが
想いを募らせたようですわね。
日に日に目が暗くなってましたから。
それに、今回の私の役目は兄の見張りも
兼ねてたようですわ。」

「え?そうなのか?」


太子が話に入ってきた


「恐らく。
お兄様。お父様と官吏が困ってましたわ。
他国の姫や妃にを出すのは止めてくださいませ。
悪い癖です。」


……。
つまり、あちこちで同じことを仕出かしてると。
うわあ。女の敵。やっぱり殴ってやればよかった。
思わずジト目で睨んだ。


「違うっっ。信じてくれ。今回は本当に…。」
太子が慌てて言い訳し、手を取ろうとした。


「もういいだろう?」


不機嫌な冷たい声と共に
横から手が伸びてきた。
陛下の胸に抱き寄せられる。


「え、でも、まだお話が…。」

「これ以上は待たない。」

「もう…。皇女様。お話はまた改めまして…
本当にありがとうございました。」


言い終わらないうちに抱き上げられた。


「なっ。一人で歩けますったら。」

「駄目だ。少し目を離しただけで
君は攫われてしまうからな。」

「さっ…攫われませんよ。
陛下がいるじゃ…んっんん??っっ」

口を塞がれ、舌が入ってきた。
これ見よがしに濃厚に絡められる。

ぷはっっ。
唇を離し陛下を睨むと


「もうっっ。陛下!!」

「そんな可愛い事言うからだ。」


陛下はそう言ってにっと笑った。
駄目だ。余計嬉しそうだ。
は、恥ずかしい。こんな人前で。

皇女様の方を見ると、生暖かい目で
微笑んでいた。太子様は唇を噛んでいる。
くう??。居たたまれない。


陛下はそんな私のことなど構わずに
さっさと私を抱き上げ、


「では失礼する。」


これ以上此処に居る事は許さないとばかりに
足早に立ち去った。

「……」
去り際に皇女様が何か呟いていたけれど
陛下の背中に遮られてよく聞こえなかった。


つづく
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ありがとうございました。
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