2016
02.27

兄vs弟

Category: 兄vs弟
こんにちは

こちらもSNSからのお引越しです。
瑛風が王都に戻り、しばらくしてからのお話となります。
兄と弟で夕鈴を取り合います。

■注意事項
※キャラが少し崩壊しています。
※原作より少し先のお話です
※本物夫婦設定です

原作イメージを大切にされる方は無理なさらず
お戻りください。

どんな話でも問題ない方、拙い話ですが
よろしければお付き合いいただければと思います。



【兄vs弟】
---------------------------

....どうしてこんなことになっているんだろう...


「義姉上、義姉上。
今日は美味しいお菓子をいただいたのです。
あちらの四阿でご一緒しませんか?」


瑛風様がにこにこ微笑みながら私の袖をつかんで
引っ張っていこうとすると


「弟よ、残念だったな。私との約束の方が先だ」


今度は黎翔様が私の肩を抱いて引き留めようとする。


「ところで兄上、今はお仕事中では?」
「今は休憩時間だ。瑛風こそ講義中ではないのか?」
「僕も今、休憩時間です。」


......この二人....確かに兄弟だわ。
げんなりして遠くを見る。
そのとき


ゾクッ


急に寒気がした。辺りを見回すと、
向こうから黒いオーラを出しながらやってくる李順さんと、
氷のような微笑でこちらを睨んでる蘭瑶様と目があった。


さ-----っと血の気が引く。
これは....とても...まずい?


「え、瑛風様、今はきちんと勉強しましょう。
 お菓子は午後の講義が終わった後にしましょうね。」

瑛風様の方を見て声をかける。

「え~~~?」
「お勉強しましょうね。」にっこり笑って押し切った。
「.....はい。」
「では戻りましょう。蘭瑶様が向こうでお待ちですよ。」


瑛風様は振り向き、蘭瑶様を見つけると慌てて戻っていった。
それを見送った後、今度は黎翔様の方を向く。


「黎翔様、今すぐお仕事にお戻りください。
 李順さんがこちらに向かってきてます。
 あの様子だと、休憩ではなく抜け出してきてますよね?」
「.....」

.....無言。
どうやら図星らしい。


「.......だってゆーりん、最近弟ばっかり構ってるし...。
 ゆーりんは僕と一緒にいたくないの?弟のほうがいいの?」


きゅるんと子犬モードで拗ね出した.....。
...もう。困った人。


「そんなわけないでしょう?私だって貴方と一緒にいたいです!
でもお仕事は大事ですよね?」
「.....うん。」
「それに、サボっているとお帰りが遅くなります。
 そっちの方が.....寂しいです」


ぎゅううう。
突然抱きしめられた。


「じゃあ...さ、早く戻れたらご褒美くれる?」
「はい。何がいいですか?」
「ゆーりんの手作りおやつ(とあとゆーりん)」


後の方は聞こえなかったけれど手作りおやつで
戻ってくれるならお安い御用だわ。


「はい。ご用意してお待ちしてます。」


にっこり笑うと
黎翔様の目が怪しい光を湛え始めた。
え?何で狼?

彼は妖艶な笑みを浮かべ「約束ね」といって口付けし、
仕事に戻っていった。


* * *


その夜

「ん。おいしかった。今度はゆうりん食べたいな」
「なっ!んんん~~~っ」


おやつの後に狼に捕食された。
散々貪られ、意識を失う直前に思った。


....どうしてこんなことになったんだろう...




おしまい。
---------------------------

ありがとうございました。
関連記事
スポンサーサイト
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top