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2016
02.28

兄vs弟~嫉妬~

Category: 兄vs弟
こんばんは

これもSNSからの転載です。
兄vs弟~勃発編のおまけです。

一言でいうと、心の狭~い、悋気陛下です。

■注意事項
※直接的な描写はありませんが、大人風味です。
※夕鈴も陛下も原作と違います。
※陛下、かな~り心狭いです。

原作イメージを大事にされる方は、今のうちにバックしてください。
悋気陛下が大好きな方、よろしければお暇つぶしにどうぞ。

【大人風味】
【本物夫婦設定】

-------------

ふう...
自室に戻って一息ついた。
今日はなんだか危なっかしい日だった。

掃除から戻ってみると目の前に晏流公がいた。
迷っているようだったので王宮までお連れした。

会話の中で夕花だとばれてしまい、
更にそこに陛下と出くわした。
空気はどんどん冷たくなるし、
陛下はあれからずっと不機嫌だし。
なんだか...もう、今日は...疲れた。

「はああああ~~~」

深い深いため息をついた。


「どうしたの?ため息深いけれど」

背中が重い。
陛下が後ろから体重をかけてきた。

「だっ誰のせいだと。
陛下!晏流公を視線で脅すのやめてください。
怯えてたじゃないですか」
「え~~?別に脅していないし、弟も怯えてないよ」
「...睨みつけてたじゃないですか」

どの口がいう。あの空気のどこが脅していないと。

「だって...仲良さそうに話してたから」
「はあ?」
「夕鈴..君は誰の妃?」
「陛下ですが?」
「じゃあ僕以外の男と楽しそうに話す悪い妃には
お仕置きしないとね」
「はああ?」

一体何の言いがかりだと振り返って顔を見る。
はっとした。
陛下の目が暗い光を宿していた。

え?...どうして?

突然、噛みつかれるように口付けされた。
舌を捻じ込まれ、口の中を蹂躙される。
いつもより乱暴だ。

唇が離れると、
今度は耳朶を口に含み舌先で転がされる。

「....んっ..ああっ」
「ここ弱かったよね」
「ちょ....や...やめ......んっ」
「だめ。やめない。お仕置き。」

耳の後ろから首筋に沿って舌が這い
ときどき噛まれたり強く吸われる。

「やっ...あ...ん」

陛下の意地悪に息も絶え絶えになり
ぐったりして肩にもたれかかると
抱きしめてきた。
抱いている腕は優しいのに
....困った人。

「どうしたんですか?」

....答えはない。
....他の男って...晏流公?
もしかして...弟に嫉妬?

「陛下」
「.........」
「私にとって晏流公は弟のようなものです。」
やはり答えがない。

「私が...ずっと一緒にいたいのは陛下ですよ?」
「...うん」

生返事。だけど抱きしめる力が強くなった。

晏流公はたしかに可愛い。
だけど弟のようなものだ。
違うのに。
...一番大好きなのは陛下なのに。
どうしたら分かってもらえる?
どうしたら伝わる?

------っ。
気持ちが溢れて自分から口付けた。



* * *


遠くから二人で歩いている姿が見えた。
弟が立ち止まって俯いた後、
顔を上げたときには夕鈴を見る目つきが変わっていた。


視線で脅したのは事実だ。
だけど...弟は、怯えてはいなかった。
昨日までは目を逸らして下を向いていた。
だけど今日は真っ直ぐに僕を睨み返した。
笑顔の中に牙を隠して。

...あれは...恐らく
宣戦布告。


あんなに変わるなんて。
夕鈴...君は一体弟に何をしたの。

どす黒い感情が心の中を占めていく。
嫉妬で頭がおかしくなりそうだ。

弟だけじゃない。
....浩大、克右、方淵、水月...
あの四人だってそうだ。

君はいつも誰にでも公平に...優しい。
君の周りにはいつも人が集まって
独り占めできないことがすごく腹立たしい。
僕は君だけでいいのに。君しかいらないのに。

いっそのこと、檻に閉じ込めてしまおうか。
そうすれば、誰にも邪魔されない。

黒い感情に任せて喰らいつくように口付けた。
唇を離し、耳朶を口に含み舌で転がした。
夕鈴が喘ぎ始める。

「....んんんっ。」
「ここ弱かったよね」
「ちょ....や...やめ......んっ」
「だめ。やめない。お仕置き。」

ここが弱いのはもう知っている。
見えるところに所有印をいくつも刻んだ。
君は私のものだ。誰にも渡さない。

夕鈴の体から力が抜けてきた。
崩れ落ちる前に唇を離し抱き留める。
そのまま抱きしめると肩に頭を乗せてきた。

肩に頭をのせたまま夕鈴が尋ねてくる。

「どうしたんですか?」
「....」
「私にとって晏流公は弟のようなものです。」

君にとってはそうだろうね。
でも弟は違うだろうし、僕も違う。

「私が...ずっと一緒にいたいのは陛下ですよ?」
「......うん」

胸の中に光がともる。
抱きしめている腕に力を込めると
突然、

ちゅ
夕鈴が両頬を挟んで口付けてきた。
驚いていると、可愛い舌が隙間から入ってきた。
唇を離すと唾液が糸を引く。

予想外の行動に驚いて顔を見ると
真っ赤な顔して目に涙を浮かべながら
夕鈴が言った。

「こんなこと、陛下としかしません!」

....敵わないな。

黒い感情が引いていく。
代わりに温かい感情が心を満たしていく。
顔を近づけて額を合わせた。


「うん...そうだね。ごめんね。」


夕鈴はほっとしたように笑った。
この笑顔が愛しくて堪らない。
でもまだ、君が足りない。

「ね......今の、もう一回して」

額を合わせたままねだると
夕鈴は真っ赤になって睨んできた。
だけど....

ちゅ
もう一度口付けてくれた。

「続きはしてくれないの?」
「なっ!...これが精一杯です!でも....」
「でも?」
「...お、教えていただけるなら...つ、続きも...」

ぶっ。
思わず吹き出した。
やっぱり僕のお嫁さんは最強に可愛い。

「もうっ...わっ笑わないでください....」
「ごめんごめん。あまりに可愛くて」

ちゅ
涙目になった夕鈴を抱き寄せ口付けた。

「じゃあ.....教えてあげるから....続きもして」

夕鈴はこれ以上ないくらい真っ赤になった


そう...教えてあげる。
僕だけに溺れるように。
僕なしではいられなくなるように。

そうしていつものように抱き上げて
寝所に向かった。





やっぱり、ほどほどでは済ませられなかった。
いつも彼女の意識がなくなるまで貪ってしまう。
昨日だってつまらない嫉妬だってわかってる。
だけど止まらなかった。

溺れているのは私の方だな...。
苦笑する。


夕鈴を引きよせ腕の中に抱いて眠る。
もう...この温もりを離せない。


* * *

目を覚ますと陛下の腕の中にいた。

後宮入りしてからほとんど毎日
陛下の腕の中で目覚める。
抱きかかえるようにして眠るのが
この人の癖らしい。

あれから散々翻弄されて最後の方は記憶がない。
弟に嫉妬なんて困った人。

困った人だけど...
それでも好きなんだから仕方ない。
それに...この場所をずっと独り占めしていたい。
....私の方がよほど嫉妬深いかも...。

そういえば寝顔って見たことない。
きれいな顔...うわっまつ毛長い。
髪の毛に触れると...さらさらだ。
額に口付けると陛下が目を開けた。

「我が妃は朝から私を誘っているのか?」
「はあ?誘ってませんよ?」
「そんなに誘われては仕方がないな。」
「ちょっと陛下、聞いてます?誘ってませんよ?」

手が悪戯を始める。
聞いちゃいない。

「ちょ、ちょっと陛下...あんっ」
「ふふ。夕鈴...可愛い」


...やっぱり陛下は困った人。


おしまい
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ここまでお読みいただきありがとうございました。
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