2016
02.02

仕事疲れ

SNSで公開したものです。
公開当時は新年度が始ったばかり。
当時の状況は↓こんな感じでした。

学校に提出する書類は2人分。出席番号どっちが何番だ?
何をいつまでに提出しないといけないんだっけ?
ああ頭が回らない。
会社に行けば行ったで..あれこの仕事の期日いつまでだったっけ?
やっぱり頭がまわってない....(@_@)

そこからの妄想で、疲れた陛下が夕鈴に癒してもらうSSを書きました。
頭が疲れたときには甘いものが一番じゃあああ~~とばかり
頑張って甘い話を書きました。

読み返してみると、あまりのこっ恥かしさに撃沈。○| ̄|_
ブログに移行するに当たり、さすがに少し修正しました。

※注意事項
一言でいえば、バカップルです。
原作のような凛々しい陛下ではありません。
(小犬度高め)

もしご興味があれば、読んでいただけると嬉しいです。

では、いってらっしゃいませ。


【仕事疲れ】

....終わらない。
こなしてもこなしても、仕事が終わらない。

黎翔は書簡の山を見てうんざりしていた。

やっとのことで書簡の山を片づけると
李順が次の書簡をもってきて、また山が出来上がる。
少し落ち着いたと思ったら、宰相が急ぎの仕事を入れ込んでくる...。

もう3日も夕鈴の顔を見ていない。夕鈴が足りない。
ああ...さすがに...もう限界。集中力が切れてきた。

......そして...
ついに机に突っ伏した。

無理だ。もう、まともな判断ができてない。

さっさと頭を切り替え、急ぎでないものは明日に回し、
本日分を終わらせたところで立ち上がった。


「陛下?まだ仕事は残っていますが...」
「今日はもう終わりだ...」
「どちらへ?」
「....分かりきったことを聞くな」

不機嫌な主を見送って、李順は溜息をついた。

つまり..夕鈴殿のところですね。
まったく...。まだ仕事は終わってないのに。

こめかみを押さえながら、ざっと未処理の書簡を確認すると、急ぎのものはない。
明日以降の対応で問題ないものばかりだった。
李順は苦笑した。

そこは抜かりないですね。
まあ、仕方ないですね。3日籠りきりでしたし。
私も今日は久々に休みましょうか。
こんな時でもなければ休めませんから。


*********

「陛下?お帰りなさいませ。お仕事は?」

夕鈴はまだ起きていてくれて、いそいそと出迎えてくれた。
随分と遅い時間なのにだ。
それだけで心が温かくなる。


「ん...まだ残っているけれど、
今日の分はおしまい。」


夕鈴をぎゅーっと抱きしめる。夕鈴補給、補給。
ああ、夕鈴のにおいだ。安心する...。



「忙しそうですね」

「うん。期の変わり目だからね。
書簡の山はなくならないし
少しでも空きができると
宰相が急ぎの仕事詰め込んでくるし...」

ああ...せっかく一緒にいるのに
何愚痴っているんだろう...。
思わずため息をつく。


...さら...
夕鈴の手が髪に触れた。頭をなでられる。
心配そうな目。

「本当にお疲れなんですね...。大丈夫ですよ、きっと。
一つ一つ片づけていけば、山はいつかはなくなります....」

「うん...」

「明日、差し入れ持っていきますね。」

「うん...」

「陛下がいつも頑張ってるの知ってますから」

「うん....ありがとう。」

そういって夕鈴の頬に自分の頬を重ねた。


どれくらいこうしていたんだろう。
夕鈴はずっと背中をぽんぽんと叩いていた。幼子をあやすように。

温かい...。
君はいつもこうして僕を温めてくれる。
だんだん元気が戻ってきた。


抱いていた腕を緩め、
腕の中に囲ったまま夕鈴を見る。


「ごめんね、愚痴ちゃって。楽しくなかったね...」

「大丈夫ですよ?...だって」

「だって?」

「愚痴言うの、私にだけですよね?」

「......うん」

「なら.....嬉しいです。甘えてくださるのが。」

夕鈴は柔らかく笑った。


.....堪らない。
可愛すぎて、自分を抑えられる気がしない。

もう一度腕に力を込め、顔を近づけて口付けた。
唇を重ねていると...抑えがきかなくなってしまい
気が付くと貪るように舌を絡めていた。
夕鈴がぎこちなくそれに応える。

.......ああ、もう、限界だ。
欲しい。今すぐに。
唇を離して見つめた。

仕事疲れ_挿絵


「....いい?」
「え?」
「夕鈴が欲しくなっちゃった。いい?」
「~~~~~!」

夕鈴はこれ以上ないくらい真っ赤になった。


そして...
夕鈴は少しの間うつむいて袖をつかんでいたが、小さくうなずいた。


ちゅ
僕はもう一度口付け、彼女を抱き上げて寝所に向かった。


*******

次の日、李順が執務室に行くと.....
上機嫌で仕事をこなす黎翔がいた。

.......なるほど。
昨日は随分と充実した時間を過ごされたようですね。
仕事がはかどるなら何でも構いませんよ。


李順は深呼吸して眼鏡の位置を直し、
自分の仕事を開始した。



おしまい
------------


ありがとうございました。
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