2016
03.02

独り占め

Category: 所有の印
こんばんは。

午前中にいらした方、すみませんでした。

今朝方「はじめの一歩」という話をあげたのですが
これが本誌特別篇のがっつりネタバレ妄想話でして。
冷静に考えて、さすがにコミック発売2日前に14巻ネタバレは
よくないなと思いまして、急遽お昼に下げました。
今日上げた話は、後日改めてアップいたします。


今日もSNSからのお話です。
仕事で疲れてくると、バカップル話が書きたくなります。
暗いのか甘いのかeroなのかとりとめのない話になりましたが、
よろしければ暇つぶしにお付き合いくださいませ。
疲れた方のサプリメント的なものになれば幸いです。


※注意事項
大したものではありませんが、若干大人風味です。
ざっと読んで無理だ合わないと思われた方、
そのままブラウザバックでお戻りくださいませ。


--------------
【本物夫婦設定】

最近、陛下は忙しそうだ。
もう何日もお帰りが遅い。

眠れない...。
せっかくだからお妃教育の復習をする。
こんな時じゃないとできない。
でも...なんだか頭に入らない。

しばらくすると足音が聞こえてきた。
....そう...あの足音は陛下。


「ゆーりん、ただいま」


陛下が私を抱き寄せ腕の中に囲う。
起きている間に会えたのが嬉しくて笑顔になる。


「黎翔様、おかえりなさいませ。」


途端、陛下が破顔し、子犬に戻る。
この瞬間が好き。
大好きな柔らかい笑顔。

ちゅ
顔が近づいてきて唇が重なった。
何度か重ねている間に陛下の瞳が熱を帯びて濡れてくる。
自分だけに向けられる熱い瞳。
その熱に今日も融かされていく。


この熱をいつまでも独占していたい。
...そのせいで世間に悪女と言われようとも。




* * *

…疲れた。
こなしても、こなしても仕事が終わらない。
問題を一つ片づけると、また新たな問題が湧き上がる。
一体何を試されているんだろうか。

片づけても片づけても湧いてくる問題に心が荒む。
官吏たちも疲弊の色が濃い。些細なミスが目立ち始めた。
まずい傾向だな。一度仕切り直すか...。
官吏たちに明日の仕事の指示を出し、政務室を後にした。


後宮に向かっていると夕鈴の部屋の灯がついている。

こんな時間まで?
自然と早足になる。
部屋を覗いてみると、夕鈴が起きていた。


「ゆーりん、ただいま」


夕鈴が満面の笑みで迎えてくれる。
心がほんわかと温かくなる。
ああ...。やっぱり僕のお嫁さんは本当に可愛い。

抱き寄せて腕の中に囲うと
夕鈴が腕の中でふわっと笑った。

「おかえりなさいませ、黎翔様」

どうしよう...。すごく嬉しい。

最近、二人だけの時には名前を呼んでくれる。
それだけで、疲れがいっぺんに吹き飛ぶ。
君がいるだけで、檻のようだった後宮が明るくなる。
抱きしめた腕に力が入る。

ちゅ
顔を近づけ唇を重ねた。
何度か重ねてる間に夕鈴の瞳が熱っぽく潤んでくる。
僕しか知らない夜の顔。


狭量な思いが心を占める。
誰にも渡したくないと
ずっとこのまま独り占めしていたいと。


抱き上げて寝台に向かう。

「やっと独り占めできる。今日は寝かさないからね♪」
「そ...それは、だめですっ。明日もお仕事ですよね?」
「え~~?本当にだめ?」
「....う。......ほどほどなら...」
「うんっ♪ほどほどねっ♪」



相当飢えていたのだろう。
結局、意識をなくすほど貪ってしまった。
全く...。夕鈴のこととなると自制が利かない。

体の至るところにつけた所有の印。
独占欲の強さに我ながら呆れるが
刻まずにはいられない。
この花は自分だけのものだと。


後ろから夕鈴を抱きかかえた。
程よい重みと温かさ。
自分の腕の中にいることを実感しながら眠りにつく。



* * *

温かい。
目を覚ますと、陛下に後ろから抱きかかえられていた。
陛下はいつも私を抱きかかえて眠る。
隣にいる事を確かめるように。


自分の腕を見ると、至るところに赤い花。
陛下が付けた所有の印だ。
きっと腕だけではないのだろう。
きっとこれは陛下の自己主張。

…私もつけちゃまずいかしら...。

欲が湧いてくる。
自分と同じ場所に一か所。赤い花。
うん、お揃い。
ほんの少しだけ…自己主張。

陛下の手がピクリと動き、頭を撫で始めた。
寝返りを打つと、陛下が目を覚ましていた。
熱く潤んだ目をしている。思わず顔が赤くなった。

「随分大胆だね。朝から誘ってるの?」
「れっ...黎翔様...起きて...?」
「今、覚めた。ああ....跡がついてる。...お揃いだねっっ」
「~~~っ(ぎゃっ。ばれてる!)////」

引き寄せられ、体が密着する。
耳元からすっごく嬉しそうな声が聞こえた。


「じゃ...せっかくだから、ここにも付けてね。お揃い」
「えええ?(そんな所???って私にもついてるの?)」


確かに...服には隠れるけど...ここぉ?
仕方ない。
恐る恐る唇を当てて吸い付き、印をつけた。
涙目で顔を上げると、
小犬陛下が嬉しそうにパタパタ尻尾を振っている。

「もう、ゆーりん可愛いっ。ずっとずっと独り占めねっっ」

大柄な子犬が尻尾を振りながら抱きついてきた。





その日、陛下は一日中ご機嫌で
政務室は凪のように平穏だったという。



おしまい
-------------

さて...夕鈴はどこに跡をつけたのでしょう。


SNSの日記で聞いてみたところ
首筋、手首、心臓の上、鎖骨、膝の裏、内腿…でした。
その話はまたいずれ。


お付き合い頂き、ありがとうございました。

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コメント
サプリメントいただきました!
けいさん、こんばんは\(^o^)/

疲れた時の甘いお話♡ありがとうございます!
あー自身に降ってこないかしら‥甘い言葉‥
降ってこないならどこかでひったくってこなきゃ‥( ̄O ̄;)
旦那さんも同じ時間働いてるのでお互い健闘を讃え合い‥
吐きそなくらい疲れました‥
風呂に入ったら意識不明になりそうなので一回寝てまた読む!
それできっと回復するはずです(≧∇≦)
タイフーンdot 2016.03.02 23:42 | 編集
タイフーン様
ありがとうございます。(*^▽^*)

そうそう。今日は私が疲れていたので
甘ったるいのが欲しかったのです。

ああ、私にも可愛いお嫁さんが
ぎゅーぎゅーしてくれないかなあ。←

けいdot 2016.03.03 00:13 | 編集
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