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2016
02.02

ネタバレ妄想SS 66話からの妄想 陛下目線

Category: ネタバレ妄想
しばらく、SNSからの転載が続きます。

13巻66話から妄想した陛下目線のお話です。

本誌で66話が掲載された頃、やっと再会した二人に萌えが止まらず
二次小説のブログを読み漁るようになりました。
それが、二次の世界に足を踏み入れることになったきっかけです。

本誌で掲載された当時、自分がお話を書くなど思いもしませんでした。
13巻(66話~71話)を通して、当時陛下が何を思っていたかが分かり
自分でも妄想話を書いてみたいと思うようになりました。

あの時、陛下はこんなことを考えていたんじゃないかと。
66話からの妄想 陛下目線。

ご興味があるようでしたら、お付き合いいただけると嬉しいです。

※いや、結構!という方は、ご無理なさらず。
 このままブラウザバックでお戻りいただければと思います。



【原作沿いネタバレSS】
【13巻66話からの妄想~黎翔目線~】

闇商人と柳経倬が妓館で密会するという情報を得て
密会現場を押さえるために妓館に潜入した。


客のふりをして隠密からの連絡を待つ。
やはり、浩大がいないと勝手が違う。
浩大だったら既に場所を突き止めているはずだ。
あいつは口は悪いが、道具としては優秀だ。

ふと、夕鈴を守っている筈の隠密の顔が浮かんだ。
...気のせいか?あいつの気配がする。

それにしても連絡が遅い。
柱の陰から妓女どもの嬌声が聞こえる。
正直興味がないが、仕方がないので愛想笑いをする。
妓館を訪れておいて無視するわけにもいくまい。

きゃ~~~~

妓女達の声が響く。

...。五月蠅い。


金持ちに群がる夜の蝶。打算が見え隠れする。
権力に媚びる後宮の女達も似たようなものだ。
同じような化粧に同じような格好。
媚びの売り方さえ同じだ。
自分を綺麗だと思っている女が一番性質が悪い。

あまりにつまらないので注がれた酒だけを飲む。
すると妓女たちが競って酒を注ぐ。
正直鬱陶しいがまあいいだろう。酒が飲める。


心惹かれる女性はただ一人だけ。
その女性はここにはいるはずもない。


しゃらん.....


簪の音がした。
音のした方に目を向けると、
柱の陰にいた妓女が押し出されて
目の前に飛び出してきた。
その顔を見て我が目を疑った。


-----っ!?
...夕鈴?


そこには妓女の恰好した夕鈴がいた。
艶やかな濃い化粧。
肩を丸出しにし、谷間が見えそうなほど胸元のあいた服。
腰周りの紐を引っ張れば一気に脱がせそうだ。


何故こんなところにいる?
壬州にいるんじゃなかったのか?
元気でいるんじゃなかったのか?

幸せになって欲しいと願い手を離した。
なのに何故君がここにいる?
こんな場所にいさせるために
僕は手放したんじゃない!

気が付くと夕鈴を抱えて上の階に上がっていた。
女将は何か言いたげだったが無視して金を渡す。

確保していた部屋に連れ込み
寝台の上に放り投げた。


「っなんで?あなたが?」


怯えた顔をして夕鈴がいう。
それはこっちの台詞だ。


「誰が君を
 こんな場所へと追いやった...」


誰よりも何よりも大切だった君。
幸せになってほしいと願って手放した。
それなのに何故君がこんな場所にいる。
ここが何をする場所なのかわかっているのか。
いや...もう客をとっているのか?
想像しただけで、怒りで神経が焼き切れそうだ。

きっと辛そうな顔をしていたんだろう。
夕鈴がはっとした顔をした。

「違うんです!この格好は。
 ここで働いているわけじゃなくって...」

違う?何が?

「大丈夫なんです。あの後も私はずっと元気で。
 困ったことなど何もなくて...」


元気そうなのはわかるけれど。
じゃあなんでここに?


「私ちゃんと自分で決めて...貴方に」

夕鈴の目に涙が浮かんだ。

「いつもいつも
 先回りをして...心配して
 わたし...そこまで弱くないのに」

そういって夕鈴が手を伸ばし

「ほんと...ばかっ!」

僕の首に腕を回して抱き付いてきた。
泣いている。

何がなんだかわからない。
それに初めてだ。夕鈴が自分からこんなことをするのは。
妓館で働いてたから変わったのか?
そう思っただけで、黒い感情が心を占める。

話しを聞いている限りはいつもの夕鈴だ。
妓女特有の色香は感じない。
そっと手を背中に回そうとすると


どたん!
きゃーっ


奥が騒がしくなった。
何だ?
音のした方に顔を向けた。

目の前の夕鈴を見ると、
音のした方には顔を向けず
緊張した面持をしている。

....なるほど。これか!


「...こころ当たりがありそうだな。」


夕鈴がびくっとした。図星か。


ここには闇商人がいる。
ってことは潜入捜査か?
それなら説明がつく。


「君がここにいる理由、か」


ということはあの騒動は浩大と克右か?
騒動の起きた部屋に向かおうとする。


「あ、だめ。行っちゃダメ」


夕鈴が僕の腕をつかんで止めようとする。
それで確信した。やはり、あの騒ぎは君たちの仕業か。

上目づかいの潤んだ瞳で引き留める君。
ただでさえこの表情には弱い...

バイトは終了したはずだ。
王宮とは何の関係もないはずだ。

それなのに
なぜ君はこんな場所に潜入してまで
僕の敵を捕まえようとしている?
僕の味方でいようとしてくれる?


....だめだ。
.....止まらない。


頭を引き寄せて唇を重ねた。
唇が触れると更に止まらなくなって
少しの間だけ深く口付けた。


「よく......わかった」


...よく...わかった。
もう気持ちを抑えることができない。


「これはもう君が悪い」


そう、君が悪い。
僕は逃げろと言ったのに。
君の方から飛び込んできたから。
こんな危険な場所に。
そして僕の元に。

もう...手放せない。
だから、夕鈴。覚悟して。
逃がさないから。


夕鈴は「はああ?」といいながら、
赤い顔して腰を抜かしていた。
あの程度の口づけで腰を抜かしているなら大丈夫。
いつもの夕鈴だ。


そして騒動が起きている場所に向かった。



おしまい
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ありがとうございました。
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