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2016
03.31

ある夜の二人

こんばんは~

改めて原作を読みかえしてみました。
結構妄想を掻き立てるアイテムが出てきてるんですねえ。

媚薬、檻、後宮指南書(後宮の本気)

こんなに刺激的なアイテムが出てきてるのに、
夕鈴って初々しいですよね。
初々しすぎる。

最初に違和感を感じたのは下記の二点でした。

・甘い空気からの新婚狼の待て(14巻73話)
・仕事で数日会えなくて、疲れた陛下が添い寝を
 求めているのに勉強だと言って軽くスルー(14巻75話)


うーん。本来陛下って手の届かない人ですよね。
そんな手が届かない筈の人と紆余曲折の末に両想いになり、
夫婦になった割には陛下に対してちょっと執着心なさすぎ。

そして。

夕鈴からはびっくりぎょーてんでも
陛下にとっては「これのどこが?」ってほど
なんでもなかった後宮の本気。


そこから生まれた一つの疑惑。
もしかしてまだ一線超えていない??

そこで、まだ一線を越えてないのなら
きっとこんな感じじゃないかと
妄想したお話を書きました。
SNSからの転載です。

二人は甘々じゃなくちゃ絶対嫌。
プラトニックなど、まじ有り得ない、という方。
今回はそっとバックいただければと思います。

【本物夫婦設定】
【原作沿い】

後宮に戻り、臨時から本物の妃になった。
表向きは今までと何も変わりがない。


変わったことは、
夫婦演技の必要がなくなったことと
陛下と寝所を共にするようになったことだ。


* * *

仕事を終えた陛下がお戻りになる。


「ただいま。夕鈴」
「お帰りなさいませ。陛下」


嬉しくてつい笑顔になってしまう。
陛下の顔が小犬に変わり
くてんと覆いかぶさってきた。


「疲れた~~、ゆうりん補充させて」
「あ....はい///」



背中に手を回すと
ぎゅうっと抱きしめられる。


ちゅ
口付けを交わし
抱きかかえられて長椅子へ。
陛下の膝の上が指定席だ。


「随分、お疲れですね...」
「相変わらず...狐と狸が仲悪くて...」
「大変ですね...
息子同士は仲が良いのに...」
「だよね~」


陛下がくすくす笑う。


「夕鈴は?今日はどうしてたの?」
「蘭瑶様から講義を受けていました。」
「怖くない?」
「いえ?お優しいですよ。今日はですね...」

笑い合いながらその日の出来事を話す。


優しく穏やかな時間。
ここまでは今までと変わらない。

臨時の時と違うのは
気がつくと甘い雰囲気になって
寝所に連れていかれることだ。


* * *
寝台では

ちゅ...ちゅ...
顔中に口づけの雨。

ゆうりん...愛してる

耳元で囁かれる甘い言葉。
もういっぱいいっぱいだ。

陛下の手が頭に触れ
優しく撫でられる。


すると......


あっという間に眠りに落ちる。



陛下の手は心地よくて
いつのまにか眠ってしまう。

そのまま抱き合って朝まで眠る。
後宮に戻ってから、それが日常になった。
幸せな日常。


* * *

ある夜、
目を覚ますと陛下がいなかった。


「陛下...?」


起き上がって辺りを見回した。
冷たい布団。
居なくなってから長いようだ。


....そうか。
ご自分の寝所に戻ったんだ。


何故そんなこと思ったんだろう。
だけど日頃の疲れもあり
そのまま深く考えずに眠ってしまった。


そして夢を見た。


* * *

----私は狼陛下の臨時花嫁。
縁談除けと囮のために雇われた
期間限定の花嫁だ。

陛下への片思いがバレてしまったら
ここにはいられなくなる。


そして
陛下が正妃を迎えたときにも......

いられない?ここに?
陛下のお側に?

ずきん
胸が...締め付けられた。



* * *


そこで目を覚ました。
目の前には陛下の寝顔。


え?陛下?なんで?
...あ。そうか。
そういえば夫婦になったんだっけ。
....あどけない寝顔。安心しきった顔だ。
よかった。夢だった。

ほっとして胸に顔を埋めた。


だけどどうしたんだろう。
陛下と一緒にいられて幸せな筈なのに
何故あんな悲しい夢を見たんだろう。



* * *

陛下が仕事からお戻りになる。


「ただいま。夕鈴」
「お帰りなさいませ。陛下」

ぎゅうっと抱きしめられる。
いつものように優しい笑顔。

ちゅっ
蕩けるような口付け。
だけど...気のせいかな。
今日はなんだか濃厚だ。

唇を舐められ、隙間から舌が差し込まれる。
熱い舌が口内を蹂躙する。
頭と腰を固定されて動けない。

「んっ、んっ、ん~~~~っ」

ぷはっ
唇が離れた。唾液が糸を引く。
陛下を見つめると

----狼の目をしていた。


どくんっ

心臓がこれ以上ないくらい跳ねた。
へなへなと床に座り込む。
腰が......抜けた。


「ゆーりん?」
「こ...腰が...」
「大丈夫?」

ふわりと抱き上げられ

ちゅ
軽く口づけされた。
陛下の目が小犬に戻る。

「ごめんね。あまりに可愛くって。ついつい。」
「~~~~っ/////」
「ね......向こうに行こう?」
「......」

もう一度陛下の顔を見た。
小犬だ。少しほっとする。
胸に顔を埋めて頷いた。
多分、顔は真っ赤だろう。

陛下はくすくす笑って唇を寄せ
私を抱きかかえて寝所に向かった。


* * *

寝台で抱きしめられ
いつものように頭を撫でられた。

でも、なんだろう。
今日は眠くならない。
それどころか触れられているところが
とても熱い。

陛下が触れるたびに
体の中に熱が生まれる。


陛下と見つめ合った。
まただ。狼の目をしてる。

顔が近づいてきて唇が重なり
隙間から舌が入ってきた。
どんどん口付けが深く濃厚になる。


-----怖い。


体に力が入った。

「怖い?」
「......え、べ、別に」
「涙、出てる。君が嫌がる事はしないよ」

陛下の目が小犬に戻り
ぎゅううと抱きしめられた。

「ゆっくりと、ね。」
「........はい」

ちゅっと軽い口付けをし、
頭を撫でられた。
優しい手。いつもと同じだ。

撫でられている間に
だんだん落ち着いてきて
体の震えが止まった。


* * *


----本当は怖かった。

夫婦が寝所で何をするのか
知らないわけじゃない。

だけど...老師が置いていったあの本。
あの本は私の想像をはるかに上回っていた。
あんなことを陛下とするのかと思うと
どうしても躊躇してしまう。

陛下は優しい。
僕達らしく、と言って待っててくれる。

だけど。
最近、小犬の笑顔の中に狼が垣間見える。
さっきもだ。お腹を空かせた狼の目。

僕達らしく、ゆっくりと...
この言葉にずっと甘えていた。

だけどきっと.....
今のままではいられない。

陛下にされて嫌なことなんてない。
怖いのは溺れてしまいそうな自分だ。
今ですら甘々に散々翻弄されている。
これで一線を越えたらどうなってしまうのか
想像もできない。

陛下の背中に手を回し
胸に顔を埋めた。


「ゆうりん?」
「ゆっくりで...いいですか?」
「うん」
「がんばりますので...」
「....うん」
「だけど...まだ今は...」
「うん...わかってる」

ちゅ
額に唇が触れ抱き寄せられた。
どっどっどっど....
陛下の心臓の音。結構早い。

そうか、どきどきしてるの
私だけじゃないんだ。
少し安心する。

心臓の音を聞いているうちに
だんだん眠くなってきた。

「お休み。夕鈴。」

耳元で聞こえる優しい声に安心する。
そして...心臓の音を聞きながら
意識を手放した。


* * *

寝息をたて始めた夕鈴を見て
黎翔はぽつりとこぼす。


「ゆーりん。僕を信頼しすぎ。
寝てる間に食べちゃうよ」

そう言って夕鈴に気付かれないよう
起き上がり部屋を後にした。

そして数刻後


妙にすっきりした顔で
布団に潜り込んだ。





二人が本物の夫婦になるのは
もう少し先の話



おしまい
-----------------

ここまでお付き合いいただき、
ありがとうございました。
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コメント
ふふふ~♪
もしお二人がまだ初夜をお済ませでないとしたら…私も全くこんな感じだと思います(*´∀`)
陛下優しいからぁ~!
夕鈴カワイイですなぁ!
カワイイから今のところは我慢したげるよぉ!
という感じなのでしょうか(笑)←
仕事で疲れた脳に、糖分ありがとうございます!午後も頑張ります~♪
もずくdot 2016.03.31 13:53 | 編集
もずく様
ありがとうございます。

そう。陛下、優しいんです。
嫌がることしないんです。
だってゆーりん大事だから。

ゆーりん可愛いですか?
プラトニック設定は受けないと思ってたので
よかったです。♪( ´▽`)
けいdot 2016.03.31 20:28 | 編集
激しく同意!です(笑)
臨時から本物の妃になってからも、この二人はまだ一線を越えていないと思います。
密かに焦れてやきもきする陛下が非常にわたし好みでございました(*´∀`)
またお伺いさせていただきますね。
野津征亨dot 2016.04.02 09:08 | 編集
野津征亨様

はじめまして。
おおっ!賛同者。嬉しいです。
本物になったはずなのに
まさかの焦れ焦れ...いいですよね。(笑)
是非またお越しくださいませ。


そして...
プラトニック第三弾をご用意しました!
けいdot 2016.04.02 19:02 | 編集
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