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2016
04.30

79話からの妄想 嫉妬の炎

Category: ネタバレ妄想
こんにちは
今日も本誌ネタバレ系の妄想SSをお届けします。
やっとまとまった時間が取れたので妄想の赴くままに書きました。

※14巻以降の本誌ネタバレ含みます。
 妄想を多分に含みます。
イメージを損ねたくない方は
 ご注意ください。

79話からの妄想。
ぐたぐだと陛下が思い悩んでますので
どんな陛下でも良い方のみお進みくださいませ。

では...どうぞ。

【79話からの妄想】



「もしかして、夕鈴は僕の浮気を疑ってたの?」

心が冷えていく。

「ふうん?」
「ち、ちがっ!」

壁際に追い詰め、腕の中に閉じ込めた。
夕鈴が弁解を始める。

「ち、違うんです。
本気で疑ってたというわけではなく…」

手をとり、顔を近づけた。
「そうだよね。僕は浮気の心配はないって、
はっきり言ったよね。」

「は、はい…」
「で、浮気対策?」
「うっ」

更に顔を近づけた。

「つまり....僕の君への想いは
信じてもらえてなかったってことかな?
今までの伝え方では物足りなかった?」


つまり、あの程度の愛情表現では物足りぬと?
では、溢れんばかりの愛を注ぎこみ、
想いを刻み、狂おしい程に求めていいと?


「え?」
夕鈴の顔が真っ赤になった。
今にも目を回しそうだ。

そのまま唇で夕鈴の口を塞ぎ
口の中を余すことなく舐め回し
舌を絡めた。

「んっ、んっ…」

息継ぎの度に奥深くまで舌を挿れ
口内を蹂躙した。



何故伝わらない。
こんなにも君の事、想っているのに。

どうしたら伝わるのか。
信じてもらえるのか。

物足りぬというのなら、
事あるごとに伝えよう。

愛しているのは君だけだと。
他の妃などいらないと。

だけど。
この狂おしいほどの強い想いは
きっと君を壊してしまう。



飲み込めずに溢れ出た唾液が喉を伝う。
それを舐めとるように喉に唇を這わせた。

「----っ!んっ…あ…へ、陛下…」

夕鈴がのけ反りながら可愛い喘ぎ声を出した。
こんな声を聞いたら堪らない。
握っていた手を離し、そのまま滑らせ胸に触れる。
見た目より豊かな胸だ。
下から掬い上げると

びくっ
夕鈴が目を見開き、体を強張らせた。


----ここまでか。


体を離して
ちゅっ
額に軽く口付けた。

「....お仕置き」
「~~~~っ」

これ以上ない位に真っ赤になった夕鈴を
抱きしめた。


「言ったでしょ。君だけだって」
「でっ...でも...」
「まだ物足りない?」
「いえっ!足りてますっっ!」

夕鈴をじっと見つめていると
真っ赤な顔して涙ぐみ、俯いてしまった。
身を固くして震えている。


----まいったな。
また怯えさせてしまったか…
ただ想いを伝えたいだけなのに。
本当、うまくいかない。

いっそ切り捨てられるのなら、どんなに楽だろう。

だけど
君の存在は僕の中で大きくなり過ぎて
もはや手離すことなどできない。

ふう…
遣り場のない感情を持て余し、溜息が出た。
夕鈴が顔を上げる。

「どうしたものかな」

どうやら
僕の気持ちばかりが空回りしてたようだ。
諦めと共に苦笑いがでた。

「もう、いいよ」

夕鈴の頭をぽんぽんと叩いた。

そう。
僕が想う程には君は僕を想ってない。
あの可愛い行動は演技だったのだから。
それも、よりにもよって毒花達に焚き付けられての。
愛情を示すのは、いつも僕ばかりだ。
だから、もう、いい。
少し、頭を冷やそう。



呆然とした顔の夕鈴を部屋に残し、自室に戻った。
それからというもの、僕と夕鈴との間には
微妙な距離が出来てしまった。


* * *
そんな矢先。

「陛下。
実は白陽国を学ぶうちに、我が国の持つ
問題点などにつきましてお話できたらと
思いまして…。」

客人である炎波国の朱音姫が声をかけてきた。
小首を傾げて、上目遣いに見つめてくる。
そういえば、夕鈴もよくこんな仕草をする。
経験上、大抵、計算だ。
全く。女はどうして、こんな仕草で男を誑かそうとするのか。
こんな手に私が引っかかるとでも思っているのか。

「できれば二人でお話を」

正直目線が煩わしいが、この姫の真意と
炎波国の内部事情は気になる処だ。
せっかくの機会だから少し探ってみるか。


「----では向こうの四阿で話でも」


夕鈴が驚いた顔で僕を見たが
気付かぬふりをして姫君に付添った。

だが、その選択を後悔する事となるとは
この時は気づかなかった。


* * *

姫君との腹の探り合いをしている最中に
部屋にいる夕鈴が見えた。
炎波の文官と何やら話をしている。

----気に入らない。
早速、もう男が寄ってきている。
胸の中に黒い感情が湧き上がった。


文官の表情は分からなかったが
何か言ったのだろうか。
夕鈴がぽっと頬を染め
嬉しそうな顔をして文官に笑いかけた。
随分と話が弾んでいるようだ。
夕鈴?
その文官と話すのがそんなにも楽しいのか?
私といるよりも?

黒い感情が胸の中で一気に火の手を上げた。
----夕鈴。
君は私の妃ではないのか。私の唯一の。
私以外の男にその笑顔を向けるなど…
-----許さない。

胸が灼ける。いや、胸だけじゃない。
全身が黒い炎で灼けそうだった。


* * *
会談が終わった後、二人で庭園を歩いた。
気のせいか二人の間が更にギクシャクしている。

「た、楽しそうでしたね。どんなお話を?」

楽しそう?
こちらとしては探りを入れる為だから
当たり障りのない会話しかしてない。
楽しそうだったのは君の方だ。
あれ?もしかして夕鈴、妬いてるのか?

「やきもち?」
「別に。そんなんじゃないですけどっ。」

ぷうっっと頬を膨らまし、そっぽ向いてしまった。
なんだかいつも以上に頬が膨れている。
…顔が見たいな。

「私は…他の男と話す君を見て
嫉妬の炎で身が灼けそうだった。」

夕鈴の顎に手をかけ、顔をこちらに向かせると

「そっちが先に行っちゃったんじゃないですか!」

夕鈴はカッと目を見開き、
吠えるように怒り出した。

目に涙を浮かべている。
今にも泣き出しそうだ。

ああ、そうか。
不安にさせたんだ。


「不安にさせたなら、ごめん。」

「不安なんて
これっぽっちも思ってませんけどっ
浮気の心配もしてませんしっ」

夕鈴はつーんとそっぽ向き
そのまま俯いてしまった。

「へーか。」
泣きそうな声に顔を向けると

「抱きついてもいいですか」
夕鈴は下を向いたまま
真っ赤な顔をして呟いた。

夕鈴からの積極的な発言に
堪らず、齧りつくように抱きしめた。

余りの可愛さに抱き上げてぐるぐる回し、
もみくちゃにした。
今、絶対、尻尾を振っている。

もみくちゃにされた夕鈴が怒り出した。
「こっちが聞いたのにっ!」
「いや、だって。お嫁さん、可愛い過ぎて」

やっぱり駄目だ。
可愛すぎて手離せない。
こんなちょっとした一言で喜んでしまう程
己が囚われてしまっていることを知る。


腕の中で夕鈴が呟く。
「浮気対策、…イヤだったらごめんなさい。」
「それはいいんだ。」

その話はもういい。
それよりも。僕にはもっと気になる事がある。

夕鈴。あの男と何を話してた?
頬を染める程、何がそんなに嬉しかった?

「炎波の文官と何を話していたのかな?
詳しく話してくれる?」
「え?普通の話しかしてませんよ?
「そう?君が嬉しそうに笑って見えたんだけど?」
「えええっ?」

狼全開で問い詰めると、
夕鈴が呆れた顔をした。
自分はそこまでもてないと。
そんな事言うのは陛下だけだと笑い出す。

何を言う。では何故、私が離れた途端に
男が寄ってくる。
君はその笑顔一つで、今までどれだけの人間を
誑してきた?

夕鈴。
君は、自分が可愛いことを自覚してほしい。
下町でもてなかったというなら、それは
例の幼馴染君が牽制してたからだ。



後宮に戻っても
胸の中の黒い炎がまだ消えなかった。
まずいな、今日はしつこくなりそうだ。

そして
甘い責め苦の最中に
夕鈴は腕の中で気絶した。


おしまい
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79話はどちらかと言うと、夕鈴に共感しました。
79話を読み終わった直後の感想。
陛下…ひどい。∑(゚Д゚)
嫉妬の炎に身を灼かれるなら、
夕鈴を一人にするなよ、と思いました。
まったく。困った方ですよね。
78話は陛下に、79話は夕鈴に共感した回でした。

長くなりましたが、ここまでお付き合いいただき、
ありがとうございました。
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