2016
05.06

記憶〜予兆

Category: 記憶
こんにちは

ちょっと、気絶シリーズは一旦お休み。
(シリーズなのかという突っ込みはさて置き)

GW前半にとある公園に行き、イラストの参考になるかと
牡丹の写真をパシャパシャ取っていたのですが
特定の種類の牡丹にだけ、多数のハナムグリ
(コガネムシ系)が集まっていて驚きました。

他にも綺麗な牡丹はあったのに何故この種類だけと
不思議に思い、観察してました。
香りはさほどしてませんでしたが、何がそんなにいいのか。
花粉の量?蜜?

ちなみに写真は虫の少なかった花を選び
お絵描きソフトで加工して隠したものです。
白神という種類だそうです。

牡丹

白い花に群がる複数の虫。
虫=男に例えると、夕鈴に群がる男達?∑(゚Д゚)と
脳が勝手な妄想を始め、そこからお話が浮かびました。
私の脳内も相当に腐ってますね。

※注意
 虫が嫌いな方、リアルな描写はしていませんが
 お気を付けくださいませ。

そして。
本物夫婦の大人風味です。微妙ですがR18…
パスは付けませんが苦手な方はご注意を。
では、どうぞ

【本物夫婦設定】
【虫注意】
【大人風味】

記憶~予兆
久しぶりの休みの日
夕鈴と二人で庭園を歩いた。


「陛下。向こうに牡丹が咲いてまして
今、見頃なんですよ。」


夕鈴は嬉しそうだ。


「詳しいね。
牡丹の見頃なんて知らなかった。」

「はい、私もこちらに来て覚えました。
女官さんにお花に詳しい方がいまして。
あ、陛下。こちらです…。」


目の前の白い花に近づいた夕鈴が
突然叫んだ。


「---っ!ぎゃっ!!」

「夕鈴?どうした?」


慌てて駆け寄ると、夕鈴が目の前の花を指し
涙目になっていた。
見ると、花の中に花粉塗れの虫がいた。
それも一匹ではない。辺境では珍しくもないが
下町出身の夕鈴には見慣れないものだろう。


「ああ。虫がいる。刺さない筈だけど
近寄らない方がいいね。」

「いえ、虫はそれ程苦手では…。
ちょっと数が多くて驚きました。
うわわ。何?この花だけ、すごいことに。
他にも綺麗な花はあるのに。
香り?蜜?何がそんなにいいのでしょうね?」


落ち着いた夕鈴は興味深々で観察している。
見ると、確かに特定の花にだけ虫が群がっていた。

白い清純そうな花だ。何だか夕鈴を彷彿させる。
他の花は綺麗だが色がどぎつくて
まるで…後宮の女だな。


白い花に群がる虫を見て
ふと、夕鈴に群がる男共が浮かんできた。


瑛風、浩大、水月、方淵、克右…それに李順


想像しただけで胸がムカついてきた。
思わず後ろから抱きしめ、目を隠した。



「見ないで。」

「あ、はい。…陛下、虫は苦手ですか?」

「苦手ではないよ。でも何だか君に見せたくない。」

「???」



こちらを向かせ、口付けた。
深く貪ると夕鈴から力が抜け始める。
体を預けてきたところで抱き上げた。


「向こうから見ようか。」


少し先に四阿が見える。
おそらく、歴代の王が妃と一緒に愛でたのだろう。
夕鈴は頷いた。

四阿に腰を下ろすと庭園の花がよく見えた。



「ほら、ここからもよく見える。」

「あ、そうですね。…綺麗…。
これ位の距離がいいですね。さっきは驚きました。」

「うん。さすがにね。怖かった?」

「いえ?怖くはないです。陛下が一緒ですし。」



--------堪らないな。
いつものことながら、可愛いことをいう。
夕鈴を膝上にのせ、後ろから抱きしめた。



「へーか?何故、膝上?」

「君があまりに可愛いこと言うから。
独り占めしたい。」

「へ???今、してませんか?」

「うん。してる。今も、これからも。」



項に唇を寄せて強く吸い、印を刻んだ。
この花は私のものだ。誰にも渡さない。

夕鈴の項が一気に赤くなった。
上気した肌から甘い香りが漂い始める。
その肌に唇を這わせ、香りを愉しんだ。


「へ、へーか。花は?」

「うん。今愛でてる。」
…君をね。


「え?ちょっと…あ…っ…だ、だめ」


襟元から手を入れ蕾を転がすと
夕鈴の声が甘くなった。
甘い香りが強くなる。きっと蜜も甘い。


「へーかぁ…は、花、見ま…しょう…」

「うん、綺麗だよね。それにいい香り。」
君がね。

「ほ、ほんと…に見て…ますか?」
夕鈴は息も絶え絶えだ。

「ん?見てるよ。」
君だけをね。


さらに裾から手を忍ばせ、花芽を愛でると
「や、そこ…だめっ。っあああ---っ」


一際高い声を出し、体を仰け反らせた。
溢れ出した蜜をすくって口に含む。
ほら。君という花はこんなにも甘く芳しい。
崩れていく夕鈴を支え、抱きしめた。


「ひど、い...こんなところで」
恨めしそうに見つめる様すら愛しい。

「だって、君があまりに可愛くて。」


ちゅ
顔を自分の方に向かせ口付けした。
「可愛い…夕鈴。僕だけの花。もっと愛でさせて。」




花を愛でる。
夕鈴という名の唯一の花を。

抱きしめる度に甘い香りが鼻孔をくすぐり、
唇が触れる度に甘い蜜を滴らせる。
愛でる程に甘く熟れていくこの花が
愛しくてたまらない。


…陛下…へいか…
夕鈴が甘い声で僕を呼ぶ。

…可愛い…ゆうりん…可愛い
何度も唇を重ねながら、その声に応えた。

花の香りと絡み合う二人の香りが混ざる。
二人の息遣いが重なる。


「へい、か…わたし…もう…あ、あっ」
「うん、僕も。夕鈴…一緒、に…」


深く口付けし、強く抱きしめた。
己の欲が蜜と混ざる。
彼女の声は誰にも聞かせない。
たとえ護衛の隠密であっても。




--------何故だろう。
夕鈴に群がる男達の姿が頭から離れない。
まるで己の不安を追い払うかのように
花の香りの中で何度も夕鈴を求めた。



そして…
それが現実になろうとは…
この時は思いもしなかった。



おしまい
--------------
ありがとうございました。
次からはSNSからの転記になります。
もしよければ、お付き合いくださいませ。
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コメント
けいさん、こんにちは〜\(^o^)/

気絶シリーズ‼︎←勿論大人気シリーズだと思います!

あとこちらの 記憶〜予兆〜
もしかしてあのシリーズ前という立ち位置でしょうか!?
転載していただけるのをお待ちしておりました!
あちらに出入りしなくなったのでもう嬉しい限りです(*^^*)
タイフーンです(≧∇≦)dot 2016.05.06 16:33 | 編集
タイフーン様
ありがとうございます。

気絶シリーズ、進めようか後退させようか
考え中です。ちょっとネタ切れなのでお休み。

そして、記憶。
お察しの通り、あのシリーズです。
こちらに移動することにしました。
これはその予兆編。
なのでお楽しみに〜〜(^O^)/
けいdot 2016.05.06 17:16 | 編集
お絵描きソフトで加工しなければならないほど虫が!Σ(・∀・;)
それは怖い(;▽;)
よかった隠してくれて

けいさんのお話はほんと甘くて悶えてしまいます。ちょっぴり大人風味はいいですね。
素敵なお話をありがとうございました(*´ω`*)
まるねこdot 2016.05.06 21:54 | 編集
まるねこ様
はい。加工しないとお話に影響でるので。
あの花はまだ数が少なかったので
少し加工するだけで大丈夫でした。(⌒-⌒; )

Rはちょっと大人風味くらいが書きやすいですね。
あちらのハニートースト話はこのお話が元なのです。
だからこの話も蜜風味ww

ありがとうございました〜(^o^)/
けいdot 2016.05.06 23:06 | 編集
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