2016
06.25

夢物語〜現代

Category: 夢物語
こんにちは

夢物語シリーズの第二弾をお届けします。
これもSNSからの転載で、
白友であるかざね様のお誕生日に贈ったお話です。

かざね様が某SNSで書いている現パロと、
ご夫婦の日に描いた絵から、妄想がむくむくと
浮かんできまして勝手にコラボしてしまいました。
かざね様、萌をありがとうございました。
(*^o^*)

現パロの内容を知らなくても分かるように
してます。もしよければ…




【現バロ】
【原作設定沿い】
【勝手にコラボ】

夢を…見た

見知らぬ街。
白陽国ではなさそうだ。
見たことのない建物。
道行く人の格好も見たことない。
街には馬車ではない
不思議な形の車が走っている。
異国?違うわね。
異世界…そんな言葉が浮かんだ。

私は店の中で誰かを待っていた。
ひどくそわそわして、落ち着かないようだ。

それはまるで…陛下のお帰りを
待っている時みたい。
だから、分かる。
あれはきっと…大好きな人を待っている。


夢の中の私はひらひらした花柄の衣を
纏っていた。
その丈に驚く。足!足が…足が丸見え…。
夢の中の私も丈が気になってるようだ。


誰を待ってるんだろう。
興味が湧いてきた。

と、その時
背の高い男性が走ってきて、店に入ってきた。
その顔を見て驚く。


-----陛下?


夢の中の陛下はいつもの格好ではなく
その世界の服を着ていた。
だけど何処と無く品がいい。
やっぱりここでも王様なのかしら。

陛下は真っ直ぐ私の元に来て
「ごめん!待たせた」
慌てた声でそう言った。

ふふ。これは多分、お仕事ね。
そんなに慌てなくても、
私ならずっと待ってるのに。
夢の中の私も同じことを言っていた。


お店を出て目的地に向かう。
この世界の私は陛下のこと先生って呼んでる。
そうか。ここでは陛下は先生なんだ。
やっぱりこの世界でも少し遠いのかしら?

陛下がそっと手を差し出し
夢の中の私はその手を躊躇なく取った。
二人並んで歩く。


「ワンピース着てきてくれたんだ。」
陛下が嬉しそうに笑う。
この服は彼の要望だったらしい。
かああ…
頬が熱くなる。きっと今、真っ赤だ。
それに彼も何でそんなに嬉しそうなの。


でも
あれ?…すごい既視感。
この表情どこかで…
あ、そうか
…勇気を出して髪飾りつけた時と同じだ。


ニコニコ笑っている陛下。
着てる服は違うけれど、同じ人だ。
何だか幸せな気持ちになった。



これは本当に夢?
多分違う。きっと違う世界の私達。
だけど、この世界でも
私は陛下に恋をしている。


夢でも現実でも…そして異世界でも
やっぱりあの人を好きになる。



-----そこで
目が覚めた。

* * *

目を覚ますと、
陛下が私の顔を除き込んでいた。
いつの間に眠っていたらしい。

「へっ陛下?いつお帰りに?」
「ついさっきね。
何だか幸せそうな顔をして眠っていたから、
起こせなくて。そのまま君の寝顔を見てた。」


…夢か。やっぱり夢だったのね。
それにしても不思議な夢。
見た事ない街で生活している私達。

ギシ。寝台がきしむ。
目の前に影がかかる。

ちゅ
唇が重なる。
ただいまの挨拶だ。


「ただいま、ゆうりん。」

「お帰りなさいませ、黎翔様」


陛下が破顔する。
柔らかい笑顔。
ああ、夢と同じだ。

だけど私にとっては現実。
首に腕を回し、頬を寄せた。
その温かさに夢ではない事を実感する。



「ゆーりん?」

「夢を…見ました。こことは違う世界の。」

「うん?」

「高い建物がたくさん建ってて
馬車じゃない不思議な形の車が走ってて
道行く人の服装も違ってて…。」

「???」

「その中で私は誰かを待っているんです。」

「---誰を?」
陛下の声が低くなった。

「ふふ。貴方を。
待っていたら、走って来ました。
きっとお仕事が忙しかったんですね。」

「え」

「デートしてました。私達。」

「…そうなんだ」

陛下の声が優しくなった。


「はい。何だか嬉しくなりまして。
どの世界でも、やっぱり同じ人を好きに…」


ちゅ〜
口を濃厚に塞がれた。


「っ。も〜っ。最後まで言わせてください。」
「ごめん、ごめん。あんまりに君が可愛いくて。」


ちゅ…
もう一度口付けられた。今度は軽く。



「その世界でも、一緒なんだ?」

「はい。一緒でした。」

「じゃ、今度僕達もデートしようか」

「はいっ。あ、でも、お仕事優先ですよ」

「分かってる」



二人で笑いあった。



きっと
どの時代、どの世界に生まれたとしても
私は貴方と恋に落ちるのだろう。
どこにいても…どんな貴方でも…
それは変わらない

だけど…
やっぱりこの世界の貴方が好き。
国を守る為に頑張っている貴方が…


「…大好き」


この世界に生まれ
貴方に出会えたことに感謝を。


突然、ぎゅーっと抱きしめられ
ちゅちゅちゅ…
口付けの雨が降ってきた。


「ぎゃっ!なっ何ですか、急に。」
「え〜だって。お嫁さん、可愛い過ぎて…」

ちゅ
また口付けされた。


「----続き、していい?だめ?」

軽く唇を離し
陛下が甘い声でおねだりする。
う…このおねだりには弱い。

「…だめじゃ、ない…です」



再び口付けの雨が降り始め
夫婦の時間が始まる。



* * *


…夢を見た。
今度はこの世界だった。
私は陛下の手を握りしめ
幸せそうに眠っていた。


目を開けると、目の前に陛下の寝顔。
その手をとり、きゅっと握った。


貴方が差し伸べてくれた手。
もう離せないと言ってくれた手。
だから…私も離さない。


また眠くなってきたので、そのまま眠る。
きっと今、幸せそうな顔をしてるんだろう。



まるで夢の続きのように…




おしまい
-------------

お付き合い頂き、ありがとうございました。
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コメント
ほあ~( *´艸`)
何回読んでも素敵なお話!
コラボ、本当にありがとうございました。
ゆったりと時間が流れていくようなお話で好きですv
かざねdot 2016.06.25 22:58 | 編集
かざね様
ありがとうございます♡
夕鈴のワンピース姿が可愛くて
妄想湧きまくりでした。(*^o^*)
そして気づいたら夢ネタに…。

こちらこそありがとうございました\(^o^)/
けいdot 2016.06.26 10:09 | 編集
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